2019年11月9日土曜日

「解釈」についての思い出

 小林秀雄に学ぶ塾 同人誌「好*信*楽」2018年10月号に記事を載せていただいた時のことである。何度も改稿したのだが、初期の草稿に二か所ほど「解釈」という言葉を使ったところ、編集の方に注意されて書き直したことがある。

 Webマガジン「考える人」の「随筆 小林秀雄   四十九 人間性が鳴り渡る」を読んでいただくと、そこで「解釈」ということがどうしていけないかを小林秀雄に学ぶ塾 塾頭 池田雅延氏が書かれているが、この記事が2018年10月15日に公開されていることを考慮すると、私の草稿が影響したのは言うまでもないことだろう。

 その後、池田塾長には、2019年4月にあった小林秀雄に学ぶ塾 in 広島でお会いしてお話をさせていただいたことは、同じく小林秀雄に学ぶ塾 同人誌「好*信*楽」 2019年5,6月号で記事にさせていただいた。この時書かなかったが、懇親会から池田塾長が少し早めに退席されるときに、少しお話した時の別れ際に、もう解釈などと書かないように、との意味のご発言があった。

 まことに恥ずかしい話であるが、ふと思い出したので記事にしておこうと思った。

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